人間は悔しさの塊
「悔しい気持ち、もう何年も感じたことがありません。
人生に張りがないのが悩みです。」
「悔しい気持ち」最近感じていますか?
このコメントは一部上場企業の人事部長として働く女性がお酒を飲んだ時に
ぽろっと吐いてくださった言葉です。
若い頃は
周りよりも自分のほうが劣っていると悔しい
他の同種企業がネットで取り上げられていると悔しい
車で追い抜かれると悔しい
ことあるごとに悔しさをバネに進化成長してきました。
勉強会や習い事でスケジュールを一杯にして
常に「悔しさ」を感じない自分を作り上げるために
必死で努力しました。
そんな毎日は充実感や満たされた感覚、そこからくる安心感がありました。
しかし、この10年、気づいてみたらあまりその「悔しさ」を感じなくじなったそうです。
仕事のなかで自分の無力感を強烈に実感することがあり
そこからフッと力が抜けて
二度と入らなくなってしまったそう。
仕事が出来ないわけでもない
かといって仕事に満足、充足することも無い。
勉強会や習い事も何れもにたようなものしかなく、
刺激の無い毎日。
悔しさに支配されなくなった分、
悔しさのメリットも活用できなくなってしまったのです。
もう一度悔しさを取り戻せば、刺激のある毎日が訪れると確信し、
探し続けていましたが
それも一時的な変化しか起こせず
すっかり諦めてしまったそうです。
そこで私が
「何にでもなれるなら、どんな人生を歩みたいの?」
という質問を投げました。
すると彼女は大粒の涙とともに嗚咽しながらもこう言ったのです。
「本当は、、、本当はね、
誰とも比較せず、自分が負けたから悔しい、とか無くて。
みんながいつも満たされて、楽しい生き方がしたい。
くらべて、負けたら悔しくて、それをバネに頑張っても・・・ものすごい孤独感と寂しさしか残らない。」
悔しさをバネに頑張るやり方・・・私も長年ずーっとこのモチベーションを使って
生きてきました。確かにこのモチベーション、小さな集団の中ではその集団の中の誰かと
比較して、自分が劣ってたらそれよりもさらにやればいい、目標が
明確になって達成しやすくなるのです。
わたしが医学生の頃、「国家試験に受かるためには同学年100人中絶対上位の40番までにいれば
国家試験には落ちないだろう。」という計算をしていました。
だからそれ以下の順位にならないように
「あいつよりはできるように」というマーキングを
勝手に(本人にはもちろん言わずに)実行していました。
コレ以外にも大学時代には落第しないように、様々なモチベーション維持方法を自ら創造していましたが
コレは大学6年間でずっと使って来たモチベーションでした。
小学生の時に結構本気で水泳大会に出場していましたが
その時に獲得した方法だと
あとで気づきました。
身近にいる自分よりタイムが良い人をターゲットに
「あいつよりも速くなるぞ!」と
ひたすらスピードを速くすることに夢中になていました。
そして負けたらとことん悔しがって、次へのバネにしていました。
人間のモチベーションは「感情」であることは当然ですが
あなたはどんな感情をモチベーションにしていますか?
「悔しさ」のモチベーションは人を孤独にしますし
自己否定が止まりません。
絶対尊厳そのもの、誰もが最高の価値と存在意義を感じながら
誰のことも侵害しない技術がnTechです。
そして、つきることの無いモチベーションの源泉を使って最高のモチベーション効果をもたらしています。
そんなnTechを開発したNoh Jesuさんが
11月10日、11日に①dayセミナーをやります。
モチベーションの秘密から日本人の「悔しさ」の秘密から
nTechの脈絡、人工知能の次の産業、人間の感情が生まれる仕組み
などなど沢山の要素が詰まった濃度の濃い1日となります。
ぜひ、お近くの方は参加してみてください。
http://www.nr-japan.co.jp/nohjesu/index.htm
naomijoy
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