なぜ女医になったのか?

なぜ、私たちは女医になったのか?

という話は女医が集まってもめったにしません。

よくね、初めてであった人には「どうしてお医者さんになろうと思ったの?」って

聞かれるんですけど、医者同士ではあまり話さないネタなんです。

それはなぜでしょうか?

私たちだけではありませんが、学生のころから研修医を得て臨床医になるにあたり、

基本的に目の前の敵(学生ならテスト、医師になってからは仕事)をやっつけるのに必死です。

もともと医師になろう!という女性たちは真面目で集中力のあるタイプが多く、

どちらかといえば視野が広いタイプではありません。

目の前のことを一生懸命やり続けた結果がいまに繋がっているのです。

こんな感じ(笑)

いま自分が何に一生懸命なのかは明確に語れても、

何故医者になったのか?というのは

遠い昔の昔のこと。

極端な話をすれば自分であるにもかかわらず

別人が考えていたようなものです。

医者になろう!なりたい!と思った時の自分となってからの自分では

あまりにイメージが違いすぎて他人事になりやすいのです。

私自身のことを言えば

?人の役に立つ仕事をしたかった

?最新情報に触れられることが好き

?どこに行っても食いっぱぐれない仕事がいいな

?見た目かっこいい

?親や、親代わりのおば、尊敬する祖父に喜んで貰える仕事

?ケチケチせずに漫画が買えるようになる仕事

?人間をとことん苦しめる病気ってやつを制圧したかった

?死ぬとはどういうことなのか知りたい

?生まれた時から病気になるのはなぜか知りたい

こんなところでしょうかね。

セッションや内観を繰り返して整理したのでこんなに沢山出てきますが

、それまでは『人の役に立つ仕事をしたかった』と、言っていました。

仕事といえばみんな役に立つと思うんですけどね、今なら。

つまり自分がなんで医者を選択したのか、明確にはわかっていなかったんだと思います。

でも医学部受験の時にはもちろん志望動機についてまとめたりはしました。(面接があったので)

しかし、それはあくまで「どうやったら合格できるか」を考えながら

絞り出した、いわば戦略であって

本心ではありませんでした。

自分の本心は無視して、

目的のためにとにかく頑張る。

そんな生き方をしている現代人は多いのかもしれません。

本当は自分の本心とつながった、愛とやる気にあふれる仕事をして初めて

患者さんにも最高の医療を提供できるのだと私は思います。

その方法とであっているし、科学的な根拠と実績があるからこそ、

おすすめできるんだなぁと実感しています。

気になる方は気軽にメッセージしてくださいね。

なおみ

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