医者が本当に苦しむこと【体験談】

医者が本当に苦しむこと【体験談】

健康な心の作り方、とはちょっと脱線しますが

余り公表されない医者として困ったことを今日は体験談として書いてみたいと思います。

医師は人の命や生活を担う重要なお仕事

ですから

判断力、統率力、質問力、説得力、体力、柔軟さ、人としての思いやりなどあらゆる力が必要になります。

年齢や元々の気質からある程度の体力は備わっていますが

年齢と共に低下して行きます。

現場(私達は「臨床」といいます)の判断力というのかな、

人間を大切に扱えばルールを犯しルールを守れば人間を大切に出来ない。

そんな葛藤をよく抱えていました。

人間の尊厳、というものを本気で考えたきっかけでもありました。

救急センターで仕事をしていた時

今から診療をしても明らかに数時間以内に死んでしまうだろう、という

自殺未遂者が搬送されて来たことが何度かありました。

それでも現場はマニュアルどおりに進みます。

自分で呼吸ができなければ人工呼吸(気管挿管)

両方の肋骨がばきばきに折れていれば、胸を切ってチューブを入れ

沢山出血しているからと大量に輸血。

上司から言われた言葉にショックを受けたことを覚えています。

「こういう人で練習しないと一人前になれない」

確かに気管挿管や胸にチューブを入れる技術は

現場で何回経験があるのかを基準にすることがあります。

それは医療者側の事情

患者さんには関係ありません。

ですが、沢山の経験をして技術力を伸ばすことも必要。

かといって本人に許可を取れる状況でもない。

人手も充分なわけではない。

誰がとがめるわけでもない。

命がつきるとき、

その人生を諦め、自ら終わりを選択した人の身体を

どう「利用」するのか?

そんな思考がよぎってしまった自分に嫌悪感が止まりませんでした。

一度そんな思考が生まれてしまうと、現場に立つことも苦しくなりました。

そんな患者と出会いたくないな、というのが本音でしたが、誰かに言葉にすることもできず

ただただ、自分の心を殺すことしか出来ませんでした。

 

 

今では本当の尊厳ある医療とは何なのか分かるようになりました。

人間とは何か、生きるとは何か、死ぬとは何かを分かって医者をやるようになってから

いかにそれを知らずに人に向かうことで

医者自身が心を殺し続け、苦しむことか。

 

認識技術(nTech)を学べば3daysで分かります

人間はまだ「生きること」「人間であること」をはじめていませんし

今からの時代ははじまらないと本当に

食べて行くことができません。

 

どんな人でも今までの人生の中でのすべての学びを遥かに凌駕する3daysが

日本語で学べることに

開発者のNoh Jesuさんに心底感謝しています。

医師は、人間はすべての人がこの3日間のIndustry5.0セミナーと出会って

新たな、真実に生きる、死ぬことを全うしてほしいと

懇切に思っています。

 

 

naomijoy

 

 

 

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