【Poem】涙のりんご
沢山の涙がある
人びとの
平和に食事ができること
いったいいつから人間はこんなにも平穏になったのか
座って食事ができること
毎日安心して食事ができること
広い広い広い視野になったとき
りんごひとつも奇跡に変わる
遠く青森のりんごを食べられるようになったのは
いつのことか
安心してつぶれないお家に住めるようになったのは
いつのことか
沢山の人間のなみだ
動物のなみだ
植物のなみだ
物質のなみだ
もっともっと昔昔の
地球が生まれる前のなみだ
イメージしてみて、
そこからりんごが生まれてあなたと出会うまを
あなたが一口たべたりんご
どんなあじ?
どんな香り?
どんな食感?
りんごひとつとの愛おしいであい
なおみ
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