インシデントを出す後輩。どうすればいいの?

インシデントを出す後輩。どうすればいいの?
すっかり空も空気も景色も秋らしくなりましたね。
先日35歳看護師12年目のYさんからこんな相談を貰いました
実は仕事の後輩のことで悩んでいます。
看護師2年目ですごくいい子なんだけど
申し送りが雑で、何度言っても私の言った通りにやらないし
「わかりました」って言ってても
出来てないこともよくあって困ってるの。
最初は新人だからとフォローしていたんだけど
だんだんイライラするようになって
でも、人当たりが良くて患者さんからは
好かれているので
雑談していることも多くて
仕事がさらに遅くなるんです。
素直でとてもいい子だけど
仕事が雑なことに入院患者さん達も気づいてて。
悪気が少しも無くミスをするからこちらも叱るに叱れなくて。
結局その子の仕事にミスがないか
私がおいかけてチェックして、仕事がどんどん増えて行くの。
更にもうすぐまた新人が入ってくるのに、これからその子をどう育てたらいいのかしら。
はい、そいういう後輩を抱える人は
少なく無いですよね。
そんな若い看護士さんは医師から褒められるのが上手だったりもするので
中堅ナースにとっては
ちょっとイラっちの対象になるのも分かります。
Yさんはお話をしながら
涙ながらに語ってくれました。
本当は自分の能力でなんとかしなくちゃいけないと思う
私の指導力がないから後輩が育たないんじゃないかって密かに自分を責めていたそうです。
以前そういう子を厳しく指導していたら
看護師をやめてしまい、ショックを受けた経験もあるそうです。
nTechではあらゆる課題の解決方法を編み出すことができます。
例えば今回の場合、お互いの考えの癖、マインドームを原因としてみることもできますし
看護師の仕事の仕組みにアプローチすることも出来ます。
今回はYさんのマインドーム的なアプローチをしてみました。
Yさんは1人っこで幼少期にお母様から
一人っ子に観られないようにちゃんとしなさい、と言われて育ちました。
でもちゃんとするってどいうことか
子供には分かりません。
何かしては怒られ、なぜ怒られているか分からないまま
「ああ、これをしえてはいけないんだ」ということを一つ一つ学びました。
一方で怒られないように、ちゃんとできるように人を観察し
マネをして乗り越える処世術を学びました。
これがYさんが子供の頃に習得した心の得意技。
観察し、注意を払い、ミスをしないことはYさんにとって
心の得意技を使えば簡単なこと。
その心を知らずに後輩のことを観れば
自分が当たり前にやっていることなのに
どうしてこいつはできないんだろう、と言う心が働くのも自然なこと。
今回知りえた心の得意技はYさんの沢山ある得意技のうちの一つです。
セッションをすれば沢山の得意技が観えてくるし、
自分の得意技をよく観察することができれば
自然と相手の得意技が観えてきます。
後輩がどんな子か事実は私は分かりません。
会ったことも観たこともないですから。
でも、Yさんのイメージの中の後輩はYさんが決めつけてしまった結果
そういう人間だ、と言う規定になっていることは理解できます。
ここで最も需要なのは、これまで人類がやってきた
社会活動、家庭活動の中でこの心の得意技を持っていない人は居ませんでした
そしてその得意技を本当の意味で手放し、本当の得意技として活用した人物はまだ
ホンの数百人程度。
Yさんはセッション後この心の技術を生かして
看護業界に革命を起こしたいと
活き活きしていました。
それぞれが心の得意技を活かしていける
仕事場、家庭、人間関係。
今はその得意技同士が社会のルール
仕事場のルールによってがんじがらめになり
活かされていません。
私もYさんとともに人間革命をあらためて
起こしたいと感じました。

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